Access VBA 実践基礎講座
AccessでVBAを使いこなせるようになる!
Accessは、取引先や顧客、売上などの情報を、蓄積・保存・抽出できるデータベース作成ソフトです。
Accessで情報管理を行なうとデータ同士を紐づけて修正や編集などの処理が可能となるので、Excelでの管理のように数種類のシートを開いて同じ情報を入力しなければならない手間や、複数人でシートを共有して使用した際の入力ミスによる集計漏れなどのリスクがなくなります。
業務内容や業種に合わせて、顧客・商品・伝票など必要なデータベースを作っていけるので自由度も高いAccessですが、データベース構築の際に「この処理を自動化したい」「ここをもっと簡単な操作で実行したい」という希望が出てきたときに、Acccessの機能を拡張できる言語が「VBA」です。
このコースでは実際に演習としてプログラムを組んでいきながら、Access VBAの基礎を学びます。
Accessでのデータベース作成の仕組みとExcelとの概念の違い、「なぜVBAが必要なのか」を解説してから実践に入りますので、プログラミング初心者の方でも安心してチャレンジしていただけます。
このコースで得られるもの
VBAを勉強するためのアクセスの特徴
会員情報を集めたデータベースを例に見ながら、「どのようなときにVBA使うのか」を理解しましょう。
プログラムの基礎
変数
コンピューターのメモリー上に場所を確保する入れ物となる「変数」について、その型や定義して使う方法などについて学びます。
条件文
2つ以上の判断をする命令文である「条件文」の処理の種類、ボタンを使って実行する場合とテキストボックス内でエンターキーを押して実行する場合の条件文を使った計算になどを解説します。
繰り返し
繰り返しの回数を表示するプログラムを作成しながら、繰り返しの書き方を覚えましょう。
配列変数の使い方
配列変数の定義のしかたについて理解しましょう。
DoCmdオブジェクトと関数
準備
Accessのテーブル・クエリィ・フォーム・レポートなどのオブジェクトを操作するためのオブジェクトであるDoCmdオブジェクトについて学びます。
まずは準備として、テーブル・クエリィ・フォーム・レポートを開く操ための名簿テーブルの操作を解説します。
埋め込みマクロを使った開始フォーム
テーブル・クエリィ・フォーム・レポートを開く開始フォームを、埋め込みマクロを使って作っていきます。
マクロを使った開始フォーム
テーブル・クエリィ・フォーム・レポートを開く開始フォームを、マクロを使って作っていきます。
マクロ使った開始マクロフォームを自動でVBAに変換する
開始マクロフォームをコピーし、開始マクロVBA自動変換の名前で貼り付けて埋込マクロをVBAに変換する操作について学びます。
DoCmdオブジェクトを使う
ここからVBAにおけるマクロの代替え機能であるDoCmdオブジェクトの使い方を学んでいきます。
DoCmdオブジェクトの色々な引数
DoCmdオブジェクトについている色々な引数から、よく使う引数を紹介します。
SQLの文法とADOの使い方
SQL文をアクセスSQLを使っての表示
VBAを使う場合はアクセスのクエリィを使うより、SQL文を直接使った方がきめ細やかな処理を書くことができます。
ここではまず、名簿テーブルからフィールド項目、コード番号、氏名、電話番号を表示する処理について解説します。
ADOを使ってのSQLの実行準備
ネットワーク、またはJava、C#などの他のプログラム言語、SQLデータベース・オラクルでも使えるようにADOを使ったSQLの実行について学びます。
テーブルの表示(メッセージボックス)
FSQLの名前でフォームを作成し、ボタンからテーブルを表示する方法を学びます。
テーブルの表示(テキストボックス)
テキストボックスのフォームを準備し、テーブルを表示する方法も合わせて学んでいきます。
リストボックスへの追加
名簿データをリストボックスに追加する方法を解説します。
コンボボックスの使い方
コンボボックスを使う準備の操作について解説します。
リレーションをしているクエリィを使ったフォーム
地区コードを関連付けた(リレーション)Q地区名簿クエリィの作り方を紹介します。
F地区名簿にコンボボックスの追加の使い方
F地区名簿フォームをコピーしてF地区名簿コンボフォームを作る手順をレクチャーします。
ボタンによるレコードの移動
レコードの移動ボタンを作り、レコードが移動するプログラム作成を学びます。
表示しないボタンやエラーになってしまう場合などが出て来ますので、注意しましょう。
非連結オブジェクトのADOを使ったレコード移動・更新・削除
テキストボックスを非連結で作るため、一度開いたレコードセットをフォームが閉じるまで開いておかないとボタンが変わったりレコードが移動する際にデータに不具合が出てしまうのを防ぐ、定義の書き方について解説します。
非連結オブジェクトのDoCmdを使ったレコード追加
引数を渡してその結果を戻り値として受け取る部品(メソッド)であるDmax関数、地区テーブルから地区名を取り出すDlookup関数、SQL文をDoCmd文を使って実行する方法、また、DoCmd文を実行したときの確認メッセージを非表示にする方法などを紹介します。
非連結オブジェクトのADOを使ったレコード追加
ADOを使ったコンボボックス・地区コードでの地区名の取得、新規データを追加してデータを更新する方法で行なう登録などのプログラム作成を学びます。
こんな方にオススメ
- Accessでのデータベース構築の経験があり、もう一歩深く学びたい
- 今、使用しているAccessのデータベースをもっと使いやすくしたい
- 社内での情報管理にAccessの導入を検討している
- Excelで管理しているデータを、もっと使いやすくミスのないように操作したい
- 小規模なものからデータベース構築について学びたい
- 事務作業の効率化や業務体制の一新を図りたい
VBAはMicrosoft Officeに最初から入っている言語なので誰でもすぐに始められるうえに、習得するとExcelやWordにも使うことができます。
事務・経理業務などのスキルアップにぜひ役立ててください!
About the Instructor
1951年生まれ(世界初のコンピュータENIACが誕生した年)。電子工学を学び、ENIACを生み出した日本ユニバックに勤務し、平成元年、株式会社アサイコンピュータサービスを設立。
中小企業のあらゆる業種のシステム化に取り組む。
■オンライン講座に取り組む理由
会社に合ったシステムを作ることが合理化と差別化につながるという一心で、システム開発の教育に取り組みましたが、思うようにはいきませんでした。
その理由はプログラムが難しいと感じる人が多いためです。
Windowsの普及に伴いエクセルを使う人が多くなってきましたが、エクセルのプログラム化、VBAを扱える人はまだまだ少ないのが現状です。
プログラムの基礎をしっかりと学べば、自分の思い通りのシステムが作れます。
多くの人が思い通りのシステムを作れるスキルを身につけられるように、ACTで講座を公開しております。
40年以上のコンピュータの経験を活かし、これからの若者に変わらないITの基礎、考え方をお伝えするために、オンライン講座の展開をライフワークとして取り組んでおります。
今後はクラウドのAzure・開発言語のC#・簡単なiPhoneアプリを開発できるSwiftの講座の公開を予定しています。
Course content
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