
PRO COURSE
医療依存度の高い高齢者のケア
医療依存度の高い患者さん、介護度の高い患者さんを受け入れるために介護従事者が知っておかなければならない知識と毎日のケアの実践的手法を学ぶ講座です。
医療依存度の高い患者さんを受け入れるために
「医療依存度が高い 」とは、吸引や酸素療法、経管栄養、透析など、『医療にかかる割合が高くなっている』『医療を施さなければ生きることができない』状態を指す言葉であり、介護の現場では「介護度が高い(重い)」という言葉でも表されます。
医療依存度が高い患者さんを介護施設が受け入れるには、介護士がそのような患者さんの日頃のケア方法を知り、異常を見落とさないことが重要となります。
また、緊急時の正しい対応やプライバシーの保護方法なども学んでおく必要があり、介護士に一定の医療面の知識が必要となります。

この講座では、医療依存度の高い高齢者を受け入れている施設で働く介護スタッフの方、これから受け入れを考えている介護施設の責任者の方などへ向けて、実際に日々の生活の中でどのような点を観察しておくべきか、介助時にどのようなことを注意するべきかを症状ごとに分けてレクチャーします。
実際の治療や薬の投与は医師や看護師などの医療従事者の担当ですが、緊急時に応急処置をできるか、重度にならないうちに異変に気付けるかなど、介護職従事の方々も患者さんの命を守る役割を充分に課せられています。
この講座で学べること
- 鼻腔・口腔からの吸引
- 呼吸器の解剖図
- 口腔・咽頭・喉頭の解剖図
- 食物の嚥下
- 吸引施行時の緊急事態
- 異常のある時の痰の症状
- 気管カニューレ
- 経管栄養
- 胃瘻増設の手順
- PEGの観察事項
- 在宅酸素寮法
- 酸素吸入の手順
- 酸素療法時の観察事項
- 膀胱留置カテーテル
- 膀胱留置カテーテル留置時の観察事項
- 膀胱留置カテーテル留置時の緊急事態
- 褥瘡(床ずれ)
- 褥瘡の好発部位
- 褥瘡を防ぐ体位
- 人工肛門・人口膀胱
- 消化管の基礎知識
- 血液透析
- 血液透析と腹膜透析の仕組み

講座はセミナー式なので、施設のスタッフ全員の研修として利用することも可能です。
この機会に知識の幅を広げ、介護職としてのスキルアップを目指しましょう!
Course content
Total
4 hours 7 minutes
Section 1:鼻腔・口腔からの吸引 | ||||
1 | 鼻腔・口腔からの吸引が必要な方のケア | 14:24 | ||
2 | 口腔・咽頭・喉頭の構造 | 4:22 | ||
3 | 吸引施工時の緊急事態 | 19:50 | ||
4 | ①体位変換と体位ドレナージ | 6:14 | ||
5 | ②介護職の行う摂食リハ、呼吸援助 | 19:16 | ||
6 | 気管カニューレについて | 3:31 | ||
Section 2:経管栄養 | ||||
7 | 経鼻栄養チューブと胃瘻チューブ | 5:35 | ||
8 | PEGの観察事項 | 7:32 | ||
9 | ①消化症状の観察 | 9:23 | ||
10 | ②経管栄養注入時の体位と内服薬の注入 | 4:41 | ||
11 | ③流動栄養食の注入速度 | 3:46 | ||
Section 3:酸素療法 | ||||
12 | 在宅酸素療法 | 2:08 | ||
13 | 酸素吸入の手順 | 11:30 | ||
14 | 酸素療法時の観察事項 | 7:55 | ||
15 | 酸素吸入時の注意点 | 5:03 | ||
16 | 酸素療法、運動療法でのケア | 10:56 | ||
Section 4:膀胱留置カテーテル | ||||
17 | 膀胱留置カテーテルについて | 3:20 | ||
18 | カテーテル留置時の観察事項 | 7:55 | ||
19 | カテーテル留置時の緊急事態 | 9:56 | ||
20 | 尿路感染の予防と感染経路 | 7:01 | ||
21 | 尿の観察事項 | 9:15 | ||
22 | カテーテルの固定 | 6:30 | ||
23 | カテーテルのケア | 5:15 | ||
Section 5:褥瘡(床ずれ) | ||||
24 | 褥瘡の発生要因 | 2:59 | ||
25 | 褥瘡の好発部位 | 4:47 | ||
26 | 褥瘡を防ぐ体位 | 7:03 | ||
27 | 褥瘡のケア | 18:00 | ||
Section 6:人工肛門・人工膀胱 | ||||
28 | ストーマ・パウチについて | 3:09 | ||
29 | 消化管の基礎知識 | 2:26 | ||
30 | ストーマのケア | 8:34 | ||
Section 7:血液透析 | ||||
31 | 血液透析と腹膜透析の仕組み | 5:35 | ||
32 | AVシャント、人工血管のケア | 8:46 |