BPSD(周辺症状 - 行動・心理症状)への対応とスーパーバイズ
マニュアルでは認知症はケアできない
正しい認知症ケアをお教えします
これからの日本の介護現場をどう支えていくか。認知症への対応は介護職にとって非常に大きなダメージを与えやすい問題です。
認知症が進行すると、幻覚・妄想・暴力といった症状が出るようになります。これらの症状を周辺症状もしくは行動・心理症状、英語ではBPSD(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)といいます。
BPSDは介護職を苦しめるものです。
今まで、多くの人が認知症の対応マニュアルを探し、ご自身の現場にぴったりあてはまるまで、自身で研修を行うことが常でした。認知症ケアのアプローチ方法も多く提唱されていますが、その知識を習得するだけでは現場の状況は変わりません。
この講座では、現場で培った経験と行動分析という考え方を使った、新しい認知症ケアについて解説します。
認知症ケアにおけるABC分析とは
BPSDに対する分析手法として応用行動分析があります。
応用行動分析の主となる考え方に行動随伴性があります。「行動随伴性」とは「ある条件の下で、ある行動をすると、ある環境の変化が生じる」という考え方です。
「先行条件(Antecedent)」
「行動(Behavior)」
「結果(Consequence)」
上記の頭文字からこれを用いた分析をABC分析といいます。
このコースでは現場に当てはめた、ABC分析の具定例も豊富に紹介します。
この講座で学べること
- 地域における認知症ケア
 - BPSDの特徴的症状
 - BPSDをどのように学ぶか
 - 本講座の倫理的配慮について
 - BPSDをどう捉えるか
 - ケア現場の課題
 - 情報の整理の仕方
 - 情報を整理してみよう
 - 応用行動分析の考え方
 - 強化の原理
 - たたくをどう捉えるか
 - BPSDへのよくない対応
 - 現場でのポイント
 - 帰宅願望を考える
 - 脳とのつながり
 - 疾患と個人の関係
 - 具体的な事例
 - 先行条件と結果を変える
 - 引用・参考文献
 - 実際の事例
 - 暴力行為の実例
 - 行動のABCとは
 - 利用者のケア
 - 具合的な事例
 - 利用者の体内の状況
 - 脳に影響を与えるもの
 - 脳のエネルギー
 - ビタミンなどのバランス
 - ラベリング
 - 波があるとは
 - このようなときはどうするか
 - 日常の中の標的行動
 - ここまでのおさらい
 - 介護拒否について
 - 拒否の事例
 - 環境と行動の関係
 - 行動単位とは
 - 温泉とホームの入浴の違い
 - 関係づくり
 - 確立操作とは
 - 事例の入浴行動を考える
 - 自分自身の行動は
 - 口腔ケア拒否の場合
 - うまくいかなかったとき
 
このコースで正しい認知症ケアの方法を学びましょう。
About the Instructor
介護支援専門員
介護福祉士
社会福祉主事
熊本県認知症介護指導者
小規模ケアアドバイザー
認知症ケア専門士(上級)
熊本労災看護専門学校を卒業後、熊本労災病院脳外科リハ科病棟等勤務。
その後、各病院、在宅介護支援センターに勤務後、平成12年8月有限会社せせらぎを設立。
現在、代表取締役、グループホームせせらぎ管理者として、現場を持ちつつ、各地域で講演活動も展開。
平成23年3月、東北福祉大学福祉心理学科通信制大学院修士課程を修了。
社会活動の分野では、熊本県宅老所・グループホーム連絡会副会長・事務局、日本認知症グループホーム協会熊本県支部長、NPO法人co.Care高齢者の明日を共に考える理事、 風と土の会(地域興しボランティア)にて、幅広く活動を展開している。
有限会社せせらぎは、現在、グループホーム、居宅介護支援事業所(甲佐町、熊本市)、訪問介護事業所(甲佐町、熊本市)、小規模型通所介護事業所(甲佐町、御船町)、住宅型有料老人ホーム(御船町)、小規模多機能型居宅介護事業所(甲佐町)などを運営している。
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