よい介護職は、どうして居つかないのか -介護職が職場を辞めるとき-
介護職の離職、その本当の理由とは
現代に必要とされている仕事にも関わらず、慢性的な人手不足と言われている介護職。
その中でも、使命感や正義感を持って入って来た新入職員や、真面目に取り組むことができる「よい介護職員」の離職率が特に高くなっています。
保障制度や給与、体力面など社会単位で考えるべき問題が理由の場合もありますが、介護職を続ける上で職員自身が自分にマイナスイメージを持ってしまい、仕事に意味を見出せず辞めてしまう例も少なくはありません。
しかし、後者のような理由による辞職は、現場の教育体制次第で防ぐことが可能です。
逆に言えば、職員教育がちゃんとされていない現場だから、職員は辞めていくのです。
このコースでは、職員がつまづいて悩んだときこそをチャンスとし、「よい介護職」を育成・定着させるためのリーダーや現場の仕事について解説します。
このコースで得られるもの
「よい介護職」とは何か
- なぜ、離職するのか
- 「よい介護職」の芽を見極める
- 現場から見えること
「人はなぜ仕事を辞めるのか」を、介護職においての社会的問題と共に考えます。また、介護職として育つ人材の選抜方法、「人が辞めていく現場」の教育課題についても説明します。
「つまづき」には2種類ある
- 「正しいつまづき」と「正しくないつまづき」
- 「自己体験」から「自己課題」へ
新入職員が現場で壁にぶつかり悩みを持ったときに成長の機会へ変えるために、リーダーが行なうべきフォローや育成について解説します。一方、同じように壁や悩みに当たっても「成長が見込めない」タイプの特徴と、評価による対処法も知っていただきます。
職員の教育を、段階的に見定める
- 我が身に置き換えて考える
- 自ら発信する
- 自分に静かに向き合い、留められる
職員ひとりひとりは、急激に右上がりに成長することはできません。同じところで繰り返し迷いながら、少しずつ上がっていくのです。
そして現場でお年寄りと接する中で職員を育てるには「段階」があります。ここでは職員教育を三段階で考え、それぞれで教え身に付けさせるべきことについて学びます。
「定着させる現場づくり」には、まず「教育」
講師の魅力である軽快なテンポで流れも重くなり過ぎず、動画も内容ごとに短く分かれていますので、空いた時間に少しずつ進めて観ていただけます。
ご自身のマネジメントスキル向上に、施設でのリーダー研修に、幅広くご活用下さい。
指導力やサポート力、教育体制の不備は介護職の弱点ともいえます。この機会にまずは指導体制の質を上げ、全職員の質向上を目指しましょう!
About the Instructor
高知医療学院理学療法学科を卒業後、福岡県の医療グループに勤務。
同グループの医療費不正請求事件による混乱を目の当りにして、老人医療の現実と矛盾を知る。
これが原点となり高齢者の生活に密着した介護現場での活動を展開。
特別養護老人ホームシルバー日吉に介護職として勤務、介護部長、デイサービスセンター長、在宅部長、そして、医療法人財団百葉の会、法人事務局企画教育推進室室長及び介護老人保健施設ききょうの郷生活リハビリ推進室室長、介護老人保健施設鶴舞乃城看・介護部長を歴任。
現在は、介護老人保健施設星のしずく看・介護部長を勤める傍ら講演活動、介護アドバイザーとして全国を飛び回る毎日。
日々現場と向き合いながら、人材育成に尽力している。
Course content
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